外務省、表敬訪問🇲🇬
マダガスカルに来て11日目🍃💫
🔼JICA事務所が入るビル玄関
11日目の9/23には、私たち協力隊を受け入れてくださった、外務省への表敬訪問を🌈
JICA事務所から公用車に乗り、
日本で言う霞ヶ関のような、いくつかの省庁が集まるエリアにある、外務省の建物の中へ👟
隊員全員スーツで襟を正し、やや緊張した面持ちで、案内された応接室で待っていると、颯爽と外務省事務次官がいらっしゃって🍃
二国間協力担当とアジア日本担当の女性2名の方も同席を。
事務次官は、品格や威厳がありながらも、とても気さくな優しい雰囲気の方で、フランス語にて何度も、私たちが来たことに対する、感謝の意を示してくださりm(_ _)m✨
(現在国境を閉ざしている、このコロナの難しい状況下で私たちを受け入れてくだり、感謝するのはこちらにも関わらず🙇♀️)
そしてここでも、一人一人、マダガスカル語やフランス語を交えて、自己紹介を🇲🇬🇫🇷
やはり、学びがより効果的になるのは、アウトプットと場数。
本当に希少な貴重な機会をいただいて💫
外務省を後にし、JICA事務所に戻った後は、
再び、マダガスカルにおける、様々なオリエンテーションを✏️🌍
🔽✍️次長から(マダガスカルやJICA全般)🇲🇬
・世界4番目の島
→①グリーンランド/②ニューギニア/③ボルネオ/④マダガスカル
・資源としてコバルト・ニッケルなども輸出し、日本企業も僅かに進出している。
・中国は数多く進出しているが、中々儲からず不確実性も多いため、その他の外国企業の進出は進まない。
・中国企業が多いため、中国由来の食べ物がマダガスカル料理になっているものもある。
→スープシノワ(ラーメンみたいなもの)、ネム(春巻き)など。
・マダガスカル語の文系はVSO(アラビア語、トルコ語なども)
→日本語はSOV、英語はSVO
・マダガスカル人の特徴は真面目でコツコツ。
・フランス人の退職者が東海岸(トアマシナ)の海沿いに多く移り住んでいる。
・JICAのスキームは4つ
→①技術協力、②無償資金協力、③有償資金協力(金利もかなり安い40年間で金利0.01%ほど)、④市民参加(協力隊)
※③は、マダガスカルではトアマシナの港湾拡張事業(約400億円)など。
・米が主食であるが、生産率が低く輸入している。自給を目指している。
→JICAの米生産性向上プロジェクト:PAPLZ(パプリ)
・栄養不良者が多い(特に子ども)
→食と栄養改善プロジェクト:PASAN(パサン)
→栄養の知識(離乳食のことなども)やお金の稼ぎ方も知ってもらう。
→市場志向型農業振興プロジェクト:SHEP(シェップ)
※栄養不良なのはお米だけしか食べない人が多いため
・みんなの学校プロジェクト:TAFITA(タフィタ)
→教育のアクセス改善、質向上、ガバナンス強化など …etc
🔽✍️Sさんから(民間連携担当)🏢
・未電化地域の多さ
→電気普及率は25%(水力発電)
・ビジネスを通じた課題解決も効果的
・中小企業・SDGsビジネス支援事業を実施
→2021年~、1,000件以上採択(精米機、グリーンハウス、灌漑ポンプなど)
・①計画→②実証→③設立→④運営のステップで民間連携を実施。
→①②までがJICAの範疇。③④は連携企業にて。
例)ガスが高価なため、薪や木炭の使用率がとても高い。
→もみ殻で固形燃料を作る装置を開発
・経済発展ができない理由はインフラが整っていないため。インフラが整えられないのは政治が不安定なため。(10年に一度の政変)
※私の配属先の「農業畜産水産省」も、最近、水産省が分離し、「農業畜産省」になったとのこと。省庁編成も頻繁に行われるとのこと。
・協力隊で必要と思うもの
→①人と会う話す/②なぜや質問を繰り返す/③記録する(写真や数字)/④記録を維持する(変化を記録する)/⑤情報発信をする/⑥専門家コンサルタントと積極的に交流を/⑦計画的に遊ぶ楽しむ
…etc
🔽✍️Aさんから(教育・保健担当)🏫
・教育制度は、小学校5年・中学3年・高校3年。(5学期制)
・小学校修了率は6割弱とフランス語圏の中で非常に低水準。留年率も各学年3割弱で、特に1年生の留年率は非常に高い。(但し、顕著なジェンダー格差は確認されていない)
※マダガスカルでは小学校の卒業認定試験あり。
・仏語と算数の学力が特に悪化傾向
・教科書使用の児童は10%
・教員は非正規雇用も多く、給料も非常に安い(1ヶ月2,000円程との情報も)
・妊産婦死亡率は世界の数値より悪く、高止まりしている。(妊産婦死亡の1/3が10代女性)
・多くの子どもや女性が低栄養状態にあり、妊婦が貧血症にある。
・妊娠,出産,栄養についての知識が乏しい。
…etc
🔽✍️S調整員さんから(協力隊の心構え等)🌍
・協力隊活動は、“全人格を賭けた格闘技”
・任地に入れば、日本代表。(2020年3月にコロナで34名の隊員全員が一斉帰国し、現在マダガスカルにいる隊員は私たちを含めて8名)
※マダガスカルは2002年から協力隊派遣。延べ210名(2021.9.1)
・配属先は、隊員がおらずとも回っており、お膳立てをしてくれるわけではない。
→受け入れてくれたことに感謝を。
→と同時に、私たち隊員がいれば、配属先や任地の生活はもっと効率よく、より善くなる。(文化や習慣から、マニュアル渡しても使い方が分からない方や整理整頓ができない方が多いことも)
→もしかしたら、すでに、要請内容の問題は解決してるかも。全然思っていたのと違うかも。自分が来た意味はなんだろうと思うかも。
→そんな時は、逆の立場を考える!受け入れてくれるマダガスカル人の恩を報いる。常に感謝を。
・助けてくれるのは、任地の人々
→マダガスカルでは初心者。困ったら助けてと。
→困った時こそチャンス!苦労するからそこ知れる。異なる環境の中、異質なものと他者と共働することで自分が成長する。
→特に、近所の方々とよい関係性を作るべし。
・自分の心身と向き合い、積極的な健康管理を。
・協力隊活動には、農業農村開発(食糧安全保障強化)、経済開発(インフラ整備)、社会セクター(教育・保健)がある。
→協力隊の要請内容は、マダガスカルにおけるJICA援助重点分野及び開発課題が元となる。
・任地の家は、現地の安全担当の方が全て見て回り、JICA基準の安全性を確認してくださったとのこと。
・協力隊の活動報告会は4回
→①②赴任1年後の中間(@任地/事務所で1回ずつ)/③帰国数ヶ月前の最終(@任地)/④帰国直前の最終(@事務所)
※@任地配属先ではマダガスカル語、@JICA事務所では日本語にて実施。
※赴任後6ヶ月までには活動計画を策定し、所属先とJICAも交えた3者協議を実施の上、提出。
・任地での自転車使用は、現地に慣れるため3ヶ月間は使用禁止。それ以降で必要性があれば自費で購入。
・移動届(①県を跨ぐ/②30㎞以上の移動/③距離に関わらず宿泊を伴う移動)は全て1週間前までにメールで必ず届出。
・赴任後3ヶ月は、首都や周辺地域に移動せず、任地に腰を据えることを推奨(現地生活に慣れることを最優先するため)
・仏語検定をマダガスカルで受けることを推奨。→4,8,10月の年3回首都で実施。内容は同じだが、日本だと1万5千円。マダガスカルでは2千円程で受験できる。
→級は下からA1,A2,B1,B2…。A2は取れると思われるので、私たちはB1からの挑戦を。調整員さんはB2(履歴書にもかける。B2は仏検2級)
※任地アンチラベには、Aliance Francaiseというフランス語が学べる学校があり、通える。
…etc
任地配属に向けて、一歩ずつ👟💫
ほんの少しずつ、首都のスーパーで調味料等も揃え、先日はマダガスカル米を、お鍋で炊いてみて。
🔼長細でさらさらしており、お腹に溜まらず軽い。(私は好きです^^)
たくさんの恵みに、心より感謝します☺️💓
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