バイオガスプロジェクト記Vol.2🌍〜候補地調査・視察第2弾・大使館訪問〜
2/18に始動したバイオガスプロジェクト(2/20ブログ)🌈✨
(🔼現地の実施主体団体として、協働してくださるNGO団体マダガスカル・みらいの浅川さん)
(🔼3月号は主にバイオガス中心の内容^^)
先月、2/25には、現地NGO団体マダガスカル・みらいの浅川さんと、バイオガスの設置候補地の視察と事前調査へ☺️🌈
向かった先は、アンチラベII郡と呼ばれる、20のコミューン(市)と204のフクタニ(村)がある広大な地域の中の、3つの市と農村🚗
実は当初、農村一ヶ所のみの視察を考えていたものの、驚きの流れとご縁で、当日に急遽、2つ追加の3ヶ所を訪問することに🌈
第一候補地として選んでいたのは、私自身も通えるところかつ、持続可能な稼働や自主運営ができるよう、より信頼できるお人柄の方がいる農村の方^^
(配属先のカウンターパートさんにも、しっかり相談や情報共有済み^^)
まずは、その農村であるAndranomanelatra(アンドラヌマネラチャ)へ。
農業普及員のモニカさんのお宅を視察👟
設置可能場所もあり、牛は4頭所有され、3頭以上の牛の保有数もクリアを^^
そして、木炭や薪の消費量を聞いてみると、木炭のみを使用し、6人家族で、1ヶ月で木炭を2袋・32,000Ariary(1袋約30kg 16,000Ariary(約480円))消費しているとのこと💡
(🔼道端で売っている木炭。白い袋一袋が約30kg)
続いて、同じく農村普及員さんのルバさんがいる、農村Belazao(ベラザウ)へ🚗
Belazaoに行くことになったのは、視察出発のほんの数時間前に、配属先事務所内で開催されていた会議(兼新年会)にお互い参加していた際、解散間際にバイオガスの話になり、ルバさんの様子や反応を見た時に、ピンと来て、声をかけてみたことから^^🍃
急なお話にも関わらず、これからすぐ一緒に同行すると言ってくださって☺️
ルバさんに案内されたBelazaoでは、私の行ったことのない村へ、、
車で進んだ道中は、雨の影響もあり、驚きの悪路😲
一歩間違えば、、の世界💦
車を降りた後は、ひたすら歩いて☺️👟
着いた先は、同じBelazaoでも別の農村に住む、ルバさんのお母様のご自宅🏡
以前、ルバさんが住む農村に訪問した際、遠くを指して、"あそこが私の母が住んでいる村だよ"と言い、何と遠いところにあるのだろうと思っていた所にまさか来ることになるとは、、😲
そのルバさんのお母様がご家族3人で住む家には、牛5頭(周辺農家には牛30頭)を所有🐂
そして、薪や木炭の消費量については、何と、1ヶ月で薪を200kg・80,000Ariary(輸送費代約2,400円)消費しているとのこと、、😲
(より安価である薪を使う傾向が多いよう)
この村まで車で機材を運ぶことの労力も想像しつつ、森林破壊も止めるべく、バイオガスを導入する意義を感じて、、🌈
そして、最後に、Antanimandry(アンタニマンディ)という農村へ🌾
この農村は、何と、急遽同行することが決まったルバさんが、移動中の車の中で、他によい候補地がないか聞いてみたところ、即座に知り合いにアポを取ってくださり向かった農村📞
着いた先は、9人家族の農家🏡
敷地内には、牛の糞で不衛生な状態の場所も多々、、🐂
そして何と、一番驚いたのが、1ヶ月で薪を牛車2台分(1台400kg、年間約10t)消費しているというお話、、( ; ; )
薪の量の目安として…🌳
(以下、ネットから拾わせていただいた情報✍️)
(🔼これが1tの量だとすれば、年間10tはこの10倍なの量。一家族でこの量とは驚き💦)
これが続けば、現時点でも山々に木々がない状態にも関わらず、気候変動の要因の一つにもなる森林破壊は、さらに深刻になることを想像して、、😢
(🔼マダガスカルの山々には、殆ど木がありません🌳)
日は変わり、3/2🍃🗓
B型肝炎のワクチン接種のため、1週間ぶりに首都アンタナナリボに上京した機会を利用し、マダガスカルのバイオガス装置2基のうち、首都にあるもう一つの装置の視察へ👟
首都のバイオガス装置は、聞けば、電線がビニールの上に落ちてしまい、現在は修理後の再稼働に向け、準備中👷♀️
(再稼働には3週間から1ヶ月ほど時間がかかるとのこと)
バイオガスが稼働していないこともあり、敷地内は牛糞もたくさん💦
バイオガス設置の農家の主の方は、4年前に現地の新聞にも掲載された方☺️
家の中も見せていただいて☺️
(🔼マダガスカルの農家は一階が家畜小屋で、2階が住居という家が大半。2階に上がる階段はどの、家も、驚くほど急勾配💦)
視察後の翌々日は、資金調達の候補先である、在マダガスカル日本大使館へ🚗
つい先日情報が入り、日本大使館(外務省)の補助金『草の根・人間の安全保障無償資金協力』の次年度の応募締め切りがあと約2週間と迫る中、早急に話を伺うべく、急遽、浅川さんがアポを取ってくださり、現地担当者の方と面談を💡
大使館施設内で現地担当者の方にお話を伺うと、新たな情報が、、
何と、大使館の草の根の補助金対象は、公共の建設物であり、人件費や調査費なども対象にならないとのこと😲
お役に立たず申し訳ないという優しいお言葉と共に、JICAの『草の根技術資金協力』を勧められ🍃
大使館の草の根を断念し、続いての資金調達先候補へ✨
人生、全ての経験や出来事が、次に必ず活きる、素晴らしいリソース☺️✨
前を向いて、楽しく進んでいきましょ☺️🌈
何より、その他のプロジェクトも沢山抱えながら、共に動いてくださっている、NGO
マダガスカル・みらいさん、NPO法人エコロジーオンライン(代表:上岡裕さん)さんを始めとする、様々な関係団体や方々に、感謝と敬意を🙇♀️✨
沢山のあふれる恵みと学び
素晴らしい時間やご縁に
心より深く、感謝いたします☺️💓
(🔼アンチラベの早朝の様子)
(🔼アンチラベに向かう道中には、バイオガスの原料を生み出す牛が沢山✨)
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