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リポシカ協力隊記〜マダガスカル編〜

市役所を自己啓発休業で飛び出し、コミュニティ開発隊員(2021-1)として、マダガスカルの広大な農村で協力隊活動をしていた、とある地方公務員の記録です☺️🍃

怒涛の訪問&かまど作り講習、初参加✨

11月は4週目🌈

新たな農村2ヶ所訪問と、PAPRIZ(JICAの米生産性向上プロジェクト)&改良かまど作りの講習会参加へ☺️🍃✨

 

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🌸11/23

農村訪問のチャンスは、突然に…💫🍃🌈

 

もともと、先週の農業普及員会議でアポを取った、

初農村"マナンドゥーナ"への訪問の日。

 

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場所も分からないため、早朝迎えに来てくださるのを事務所で待っていましたが、待てど暮らせど一向に来ず、、💦

(前日にはお願いや確認メールを送信済み)

 

すると、そこへひょっこり、

アンチラベII郡の中ではかなり近場の

"アンタニマンディ"に住む農家さんが部屋の中へ👩‍🌾

 

同室にいた同僚の方からの勧めで、

急遽、その方の農村に初訪問する事に…💫

 

その村へは片道7km程🐾

 

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案内してくれたのは、温厚で優しい二児のパパ、フディさん☺️

 

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"落ちないように気を付けて"と言われつつ、

村へのショートカットの細い畦道をテクテクと👟

 

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道中の会話では、年齢の話も🍃笑

 

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歳をストレートに聞いてくるのはよくあるものの、生まれ年を聞いてきた、初めてのパターン🌈笑

 

(フディさんがまず、フランス語にて、生まれ年を公表。最初何の話かよく分からず笑)

 

なんと、誕生日も近く、12月14日と私より2日だけ遅いことが判明✨

 

"2日だけ弟だね"、とのこと☺️笑

(ちなみに、お誕生日会は、なぜか先日既に開いたらしい🎁)

 

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長閑な田畑が一面に広がり、

共通点の発見と共に嬉しく清々しい気持ちになりつつ、その他トウモロコシを荒らす虫や、

 

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稲作の状況のお話も🌾

 

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今年は今の雨季の時期に雨が少なく、田植えができない、または稲が死んでしまっているとのこと…( ;  ; )

 

42k㎡の広さという、農村アンタニマンディの中心部に着くと、まず、民家の小さな飲食店へ🏡

 

何と、"ファンタ"をご馳走していただきました🍹✨

 

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続いて、どの農村でも必ず訪問する役場の市長(村長)さんのところへご挨拶へ行った後、

 

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秘書?の女性の方も同行し、耕作中の農地や、

 

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(🔼トウモロコシの種植え)

 

農家さんのお庭の家畜拝見や、

 

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同行してくださった女性の方のご自宅で行っている、石加工の見学、

 

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その他、装飾が美しいカトリックの教会、

 

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(🔼宗教は何か、現地の方々からよく聞かれます^^日本は八百万の神がいて、私は多神教ですと答えてます🌿)

 

学校にも案内していただいて🌈

 

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2つあるうちの、まず近い方の学校を伺い、窓越しに挨拶すると、悲鳴にも似た、今まで聞いたことのないくらいの、大歓声が😲

 

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本当に元気で可愛く、エネルギーをたくさんいただきました🥰

 

(要請内容には書かれてませんが、大きく"農村地帯の中"ということで、学校でも何か活動できたらお互いにとっても善く、楽しいだろうな🌈と^^)

 

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もう一方の学校はおとなしめ☺️💓

 

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(🔼この村の学校には、4〜19才が通っているとのこと☺️。学校の設備が壊れている所が多いとこぼしておりました😢)

 

アンタニマンディの村は、人や村の雰囲気が飛び抜けて穏やかでまとまりがあり、また来て色々と交流や、何かお役に立ちたいと強く思った場所にもなりました☺️🌈


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そして、帰り際に有難く、農村の食堂でランチをご馳走していただいていた時のこと、、

 

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急に着信が、、📲

 

電話に出ると、もともと予定していた、農村マナンドゥーナの農業普及員さんから😲

 

朝から農村で待っていたけど来なかったため、

今、配属先の事務所に迎えに来たから、事務所で待っているとのこと!

 

急遽、急いで配属先DRAEの事務所へ💦

 

事務所につくやいなや、一緒に農村"マナンドゥーナ"へ🍃

 

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所変われば、同じ農村でも、全く異なる雰囲気😲

 

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着くと、やはり市長さん等々へのご挨拶。

 

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道中、テントの中に積まれた麻袋が気になったので、聞いてみると、何と、"コロナの薬"とのこと😲

(何かの植物の葉を細かくしたようなもの🌿効くのでしょうか🤔笑)

 

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その後、集会所に案内されると、、

 

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そこには、総勢20名ほどの女性陣が😲

 

いきなり壇上席に案内され、自己紹介と会話を🍃

 

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"何の専門?"や、"活動の目的は?"的なちょっと答えるのに窮する質問や、"日本の農村はどんなところ?"などの質問も次々…💫☺️🌈

 

私の職種である"コミュニティ開発"は、

学校教育のように、「活動場所は学校、対象は生徒、内容は数学」等々明確ではなく、活動地は"農村地帯"のみ💡

 

これまでの経歴からも、農業技術や秀でた専門性も特段持ち合わせておらず、コミュニティ開発の協力隊としての意義・在り方や、活動内容を考える有難い質問に☺️🍃

 

(とりあえず、まずは皆さんの生活を知るのと、日本とマダガスカルの文化の交流をしたいと言っておきました🌈笑)

 

なお、やはり年齢を聞いてきたので、いつも通り正直に答えると、皆一斉に驚きの声が😲(有難くもっと若いと思ってくれていたよう💦)

 

初対面で少々緊張感のあった雰囲気が、一気に緩み、打ち解けた瞬間でした💓

 

中には、私と同じ!と子持ちのお母さんが声をかけてくれて、お互い笑顔に☺️✨

 

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日本では、マダガスカルに比べて結婚も出産も遅い事や、産む子供の数も少ない風潮であることを伝えると、へーなるほど〜!とみんな頷いて納得した様子🍀笑

 

テクノロジーが発達しているからかな、といったような声も聞こえたり😲

 

最後は、持っていたPCにて、日本料理や農村、観光地の写真や動画を見せて、日本文化のプチ紹介を☺️🌈

 

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(🔼日本とマダガスカルの農村の違いについて、皆さん興味津々🌈)

 

また来るねと行ってお別れして帰宅し、

急転直下で濃い、怒涛の一日となりました☺️💓

 

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🌸11/24

改良かまどづくり講習会も突然に…🍃✨

 

翌朝、いつものように配属先に行き事務所にいると、9時過ぎに突然、カウンターパートさんから、今から講習会が始まるから一緒に外に出ようと😲

 

行けば、敷地内に、アンチラベII郡の農民の方々30名以上が集結を!

 

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そして、何かと思えば、JICAの米生産性向上プロジェクト"PAPRIZ(パプリ)"の一環で、農業技術の講習会が今から開かれるそう💡

 

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何やら、稲ではなく植林の方法?らしく、今一趣旨は分からなかったものの、現地の技術者の方の口頭と実技指導のもと、皆さん熱心に聞き入って✍️✨

 

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ようやく終わりかと思えば、1時間くらい木陰でのんびりした後、今から"改良カマドづくり講習会"をやるとのこと😲

(はっきり時間が決まっていない、"マダガスカル時間"?←現地の方でもそう呼ぶ方も☺️)

 

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私の要請内容にも書いてある、JICAボランティアの方が生み出したという、熱伝導や効率もよく、薪の量も大幅に削減できる"改良カマド"。

 

要請内容に書かれているにも関わらず、作ったことは一度もなく、作り方も何となくしか分かっておらず💦

 

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(訓練中にそういった技術的な訓練もすると思っていましたが、要請内容に書かれている内容の実地研修は一度もなし。現地で自ら機会を見つけて学ぶ事からスタート笑🌈)

 

歴代のボランティアの方々も、皆最初は、現地で、既に作れる農民の方や、先輩隊員(今はコロナでおらず)の方から教わって広めていたとのことで、その手始めとして、思いがけず有難い機会を🥰

 

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それにしても、何と急なこと…笑

(いつもながら、事前の情報共有は一切なし、、💦笑)

 

そしてようやく始まった、

お昼をまたぐ改良かまど作り講習。

 

作り方は、材料さえ集められれば、大きく言えば、至ってシンプル🌈✨

 

用意する土は、

🌸タニマンガ(粘り気のある粘土土)

🌸タニメナ(サラサラした赤土)

🌸ラベンナ(石灰また炭の粉)

 

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その他、

藁、料理鍋、ジョウロ(お水)、30cm程の木の棒2本、レンガか岩一つ

 

1.タニマンガと言われる粘土土をよくこねる

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2.タニメナと言われる赤土をその上にかけ、

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3.さらにラベンナと言われる石灰もその上に

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4.さらに、藁も上へ

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5.①〜④を混ぜた後、水を適量かけてよくこねる

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6.15cmの長さ程の円柱を沢山つくる

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7.⑥をお鍋の周りに張り付けていく(1段目)

※手前は薪をくべる部分になるため、囲わず

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8.レンガを置きその上にお鍋を置いて同様に⑦(2段目)

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9.棒2本を作成者から向かって奥に逆ハの字に埋め込む(通気口作り。完成時に抜く)

 

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10.内側3ヶ所に、お鍋を置く脚をつける(短めの円柱3つを縦にして内側に張りつける)

 

11.お鍋を2段目の上に置き、最後の3段目づくり。

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12.最後に、水も適量に使いながら丁寧に整形して、完成✨

(後は、ひび割れに留意しながらも、乾くまで数日そのままに)

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現地の手慣れたプロの方がやると、ものの30分😲

何と手早く、出来上がりも美しいこと✨

 

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今後、自分でも作ろう!作らねば!と🤔

(そのためには、まずは、材料集めなどの現地の協力者の方を見つけなければ☺️🌈)

 

たくさんの溢れる恵みと、

素晴らしい貴重な時間やご縁に、心より感謝します☺️💓

 

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#JICA#海外協力隊#JOCV#2021年1次隊#マダガスカル#madagascar#アンチラベ#antsirabe#コミュニティ開発#草の根の活動#感謝

 

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