遂に始動!バイオガスプロジェクト🌍&初上京✨
2/18(金) アンチラベに来て、あと3日で丸5ヶ月🍃✨
朝、9時にアンチラベを出発し、約3時間半かけて、約130km先の他県Soavinandriana(通称ソアビナ)へ☺️🚗
(🔼道中の道沿いに佇む美しい滝🌈)
(🔼"地球の歩き方"にも載っている、日本語も話せる運転手のザトさん☺️)
目的は、マダガスカルに来てから興味を持ち、協力隊コミュニティ開発活動の一環として、普及促進のお手伝いや、活動地Antsirabeへの設置をひそかに夢見て進めていた"バイオガス"の、設置現場の視察へ☺️🌍
(※調書に書かれてあった、私への協力隊活動"要請内容"としては、アンチラベの農村にて、①生活改善(改良カマド普及、栄養改善講習等)、②農作物の商品開発や販路開拓、③米生産性向上JICAプロジェクトのコーディネート)
今回、同行やご教授いただいたのは、秋篠宮様の来訪時もコーディネートされた、現地旅行会社マダガスカル・サービス社長の、浅川日出男さん🌈✨
驚きの偶然のご縁をいただき、マダガスカルでのバイオガスについて、興味を持つきっかけをいただいた方🥰
(日本を出国する直前に、東京で知り合った、マダガスカルツアーコーディネート兼専門店「Biomadaga」を営む、伊藤博文さんからのご紹介にて🙇♀️💓)
浅川さんは、マダガスカルに20年以上住まわれ、他方、マダガスカルや東南アジアを中心とした途上国支援や環境保護活動等を行うNPO法人「エコロジーオンライン」のマダガスカル代表を務められ、
ご自身も現地NGO「マダガスカル・みらい」をマダガスカル人の奥様(NGO代表者)と約4年前に立ち上げられ、マダガスカルの人々や環境のために、精力的に活動されている方☺️✨
「マダガスカル・みらい」の活動では、バイオガスの普及促進の他、植林や学校支援、最近では、マダガスカルのお米を使った"ポン菓子"の普及促進にも、力を入れていらっしゃって💓🌈
(🔼先週、記事に取り上げられたポン菓子)
そんな浅川さんのとのご縁で、マダガスカル入国後に興味を持ち、協力隊活動の一環として、
密かに実現を夢見て進めていた"バイオガス"普及促進…🌍🍃
これまで何回か直接お会いし、メールでのやりとりも重ね、実現した、今回のバイオガスの視察☺️✨
現在、マダガスカルあるバイオガス装置は、首都アンタナナリボと、今回の視察先であるソアビナに1基ずつの、合計2基🌈
このバイオガスは、浅川さんが、マダガスカルの森林破壊と共に、農村に訪れた際にあまりに牛糞で汚れている光景を見て、それを改善しようと、2016年頃から知り合いのバイオガス専門の方々等と始めた取り組み☺️🍃
マダガスカルのバイオガスに携わっているのは、
(代表:上岡裕さん)
(🔼日本のバイオガス技術をタイで実施。タイでは現在、十数万基程が設置され稼働し、逆に牛糞が足りなくなっているくらい普及しているそう🍀)
2016〜2017年頃に調査や研究をスタートさせ、試行錯誤を重ねつつ、日本企業の基金を利用しながら、タイから機材も輸入し、今から約4年前の2018年、マダガスカル初の2基の設置の実現をされて✨🌈
(🔼当時の新聞記事📝)
その後、さらに普及促進をと思っていた矢先にコロナとなり、しばらく中断していたところに、私から、協力隊活動の一環としてバイオガスの普及促進のお手伝いをしたい、延いてはAntsirabeの農村にバイオガスの設置をしたいというお話しがあったという流れに…^^🍃
(🔼有難く貴重な資料を沢山用意していただき、行き帰りの車内等々では終始、バイオガスについて色々とご教授いただきました🙇♀️✨)
そもそも、"バイオガス"とは何かというと…💡🤔
日本の技術であり、主に牛や豚などの家畜の糞尿を微生物の力で発酵させ発生した、"無臭・無害・無爆発"の、家庭用電気や調理に利用できるメタンガス🌍✨
庭や畑に設置した装置を使ってガスを発生させれば、調理用ガスや家庭用電気として利用可能に⛽️✨
コミュニティ開発分野の農村の"生活改善"にも直結し、炊事用の薪や炭の為に木々が大量に伐採され、
森林破壊が深刻なマダガスカルの大地の環境保護にも繋がって💫🌳
(🔼昔は木々が覆い茂っていたであろう山々。森林破壊が進んでいます🌳😢)
💎バイオガスのメリット
①薪・炭が不要になる(森林保護)
②家畜の糞が片付く(衛生面改善と環境美化)
③無加圧による無爆発と無臭(安全)
④良質な肥料の生成(農地の改良)
⑤子供の炊事時CO中毒死の削減
※炊飯時のCO中毒死は、2013年で年間16,700人程とのこと
…etc
💎バイオガスのデメリット
①現状、設置費用が多額
※風船型は、現状1基十数万円
②設置後にメンテナンスが必要
…etc
なお、現在も地道に進めている『幸福度・生活改善調査』(1/28ブログ)では、アンケート全11問中、後半の3問は、バイオガスについて☺️🍀
Q9.牛と豚の飼育頭数は?
Q10.バイオガスを知っていますか?
Q11.バイオガスに興味がありますか?
まだ、きちんとしたデータとしては、12の農村・25名の方のみにはなるものの、上記写真がアンケートの途中経過🍃
Q9では、平均が牛4頭・豚3頭。
一番多いのが、牛と豚共に各10頭☺️
Q10では、"知らない"&"全く知らない"が併せて半数、知っている&少し知っているが、併せて約半数☺️
Q11では、"とても興味ある"が6割、"興味ある"が4割😊💓
浅川さんたちがご尽力されてきた成果と思われ、勿論ご存知ない方もいる中、予想以上に、バイオガスの認知度は高くて驚きを✨
何より、バイオガスについて簡単に説明し、興味があるかと聞くと、皆さん目の色を変え、口を揃えて、"興味がある"と☺️🌈
いつ、研修会を開いてくれるのか、催促も多数🙇♀️💓
そんなバイオガスを、百聞は一見にしかずで、素人の私自身も、個人視察で実物を見に行かせていただくことに🙇♀️✨
視察地ソアビナに到着後、バイオガス装置を設置された農家さんのお宅へ🚗
そこには、農家さんのお庭に、縦2〜3m程の長方形の穴と直径1m程の穴を掘り、設置された装置が💡
想像以上にコンパクトで、一般的な農村でも設置可能なことを確認🌈
装置に付けられた30m程のホースは、2階の調理場のコンロと繋がり、火を付けて着火を🔥
飼育している牛は10頭ほど(目安として、3頭以上の牛が必要)で、1回につき補充が必要な糞の量は20kg程度🐂
連続して、ガス灯なら約4時間、調理ガスら約6時間程の使用ができるとのこと💡
※バイオガスは、牛以外も、豚、鶏、人糞等でも可能ですが、今回のプロジェクトでは牛を3頭以上飼われている農家さんを対象と考えています^^
糞とお水を混ぜたものを青い樽に入れて混ぜて流し込み、発酵を待つと、メタンガスがビニール内に発生🌈
設置後、最初は3週間〜1ヶ月ほど待つ必要があるものの、その後は、1週間に2〜3回程度、糞の補充をしていくのみ🐂
使っている農家の方のお話しによれば、相乗効果として、牛の糞がなくなり家の周りは綺麗になり、かつ、生成されて肥料で、畑の野菜や植物の生育がよくなったとのお声も☺️🌈
視察後、朝からずっと、車内でバイオガスについてお話しを伺う中、今後の可能性や実施・協力体制などについて、さらに慎重に探りながらお話を進めていくと…🍃
遂に夜には、活動地Antsirabeでの普及促進に向け、『マダガスカル・みらい』さんが実施主体団体となり、共にタッグを組んで、早急に、本気でスタートしてくださることに😢✨💓
(🔼視察後泊まった、Sakay(Babet-ville)のホテルの朝)
協力隊活動、残り約1年半で、日本大使館(外務省)の補助金、"草の根・人間の安全保障無償資金協力"の
申請も、早速とりかかることに💡
(調べると、締切が1ヶ月もないことが判明😲早急に全力で着手を🌈)
現地の農村の方々を始め、
様々な関係機関の方々と共創を🙇♀️💓
中長期的な視点も持ちながら、
私は、農村と現地NGOや専門家とを繋ぐ
コーディネーター役^^🌈
瑞々しい感性と
しなやかな柔軟性を育みながら、
自らの共創・突破・変革の力も培う
絶好の機会☺️🍃
何より、今回、突飛な申し出を快く承諾し
実施主体を引き受けてくださった
『マダガスカル・みらい』の
浅川さんご夫妻や
『エコロジーオンライン』の
上岡さん始め関係者の方々に、
深く敬意と感謝を🙇♀️💓✨
そして、バイオガス視察を終えた翌2/19…🍃🗓
そのまま、首都アンタナナリボへ初上京🚗✨
(🔼JICA事務所が入るビル)
アンチラベ配属後、約4ヶ月ぶりの首都🌈
語学研修の首都1ヶ月生活があまりに濃厚だったからか、不思議と久々な感じは全くせず…😲
そして、4ヶ月前は、首都の外を出歩く際、かなり緊張気味だったものの、今は驚くほど軽やかで周囲の方々や空気と一体化した不思議な感覚に🍃
首都では、早速、品揃え豊富な大型スーパーJUMBOで生活用品を購入☺️
(🔼アンチラベにもJUMBOの系列店やその他スーパーはありますが、規模が格段に違います😊)
と、買い物を終え、次の予定までの待ち時間の際のこと…🍃
突然目の前に、協力隊同期のちとせさんとあおいちゃんが😲
(お二方とも任地は同じで、首都から車で30分程の場所🚗)
上京する事は特に話しておらず、まさかの、ばったり驚きの、4ヶ月ぶりの再会✨
元気そうなお顔を見れて、嬉しくほっこり🥰
(🔼首都でいただいた、韓国料理店の海苔巻き☺️)
(🔼首都で見つけた、日本の庭にもよく咲く、ルリマツリとアリッサム🌸)
🔽その他備忘録🍃✍️
バイオガス視察&初上京の2泊3日の旅を終え、長距離VIPバスで家に帰ると、
お手伝いさんご家族が、笑顔で、"おかえり〜!"、"ようこそ〜!"と、まさかの、驚く程の笑顔で迎えてくれました😢✨
(3日間丸々家を開けたのは初めて^^)
(🔼アイドル級可愛さの、お手伝いさんご家族の息子さん🌈。まだ喋れず、私を見ると、"やー!"と、満面の笑みで声を出して、遠くからでも、挨拶とお喋りを始めます🥰 家のドアを開けておくと、にこにこしながら、ひょっこり家の中に入ってくる姿もまた、とっても可愛く💓)
そして、手洗いや溜まった洗濯物をとしたところ、家の水道の蛇口からは水が一滴も出ず…😲
一瞬、断水かと思ったものの、これまでの経験上つかんだ勘からその可能性は低いとみたため、お手伝いさんに言ってみたところ、やはり、水を止められていたよう🚰💡
直ぐに水が出るようにしていただき、早速、溜まった衣類の手洗い洗濯を👗✨
即座に違和感を感じ取る力や、困った時や何かおかしいと感じた時は、迷わず、近くの方に伝える勇気やその術が、徐々に身についてきたのを感じた出来事でもありました^^🌈💓
沢山のあふれる恵みと学び
素晴らしい時間やご縁に
心より感謝いたします☺️💓
(🔼首都の朝🕊✨)
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